現役スタジオマンによる超個人的おすすめエフェクター4選(オーバードライブ編)
前回に引き続き、『現役スタジオマンによる超個人的おすすめエフェクター』第二弾!
オーバードライブ編!!
という事で、以前オーバードライブとディストーションの違いについては説明しましたね!
http://widewindows.com/246osaka/blog/?p=717
簡潔に説明すると
アンプのボリュームを上げ出力電圧を加えて回路が飽和して出力音が歪んでしまう状態のことで
エフェクターのオーバードライブはこの歪みを意図的にシミュレーションしたものです。
今回はオーバードライブをシミュレートしたペダルを紹介したいと思います!
目次
・FULLTONE / OCD
・HP:ハイピークにセットアップするとよりブリティッシュサウンドを彷彿させる増幅されたボトムエンド、 Driveノブのレンジの隅々において増幅された歪み、よりボリュー ム感が増し、ミッドの上の方(3.5Khz range)が軽く増幅されます。 ・LP:ローピークにセットアップすると、驚く程の正確なそのギターアンプのオリジナルのサウンドを得る事が出来、 クリーンブーストや音量を上げたときのオールドブラックフェイスやツイードアンプの様なトーンを求めている場合に最適です。 HPとは逆にブリティッシュタイプのサウンドを求めていない場合にはLPにセットアップする事をお勧めします。 ・クラスAアンプが本来持ち合わせているきらびやかな全ての響きと豊富なオーバートーンを持った素晴らしい歪みを引き出す優れ物です。 ダイナミックレンジをやや広めに取りソフトにピッキングする時とハードにピッキングする時の違いが通常のダイオードをクリップさせた歪みより 実際にその歪み度と出力感をより広いレンジに渡り生み出します。またどんなアンプやギターの本来のトーンを損なう事はありません。 そしてギターのVolumeコントロールを駆使する事によって見事なまでにありとあらゆるトーンを引き出します。
このペダルには個人的推しポイントが3つあります。
まず1つ目
LPモードの完成度が1点満点中1点!!←
歪みのレンジはかなり広いですが、軽く歪ませるくらいがこいつの一番おいしい所を出せますね!
2つ目
電池交換など裏ぶたを開けるのにドライバーが要らない!
横っちょについている銀色のぽっちりを手で回すと開きます!
現場での電池切れにすぐ対応できそうですね!
3つ目
名前がカッコイイ!!
実はOCD。
OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE
の略称なんですよ!
OBSESSIVE:異常なほど
COMPULSIVE:強制的な
DRIVE:追い立てる
製作者は狂気のサディストぽいですね。。
正直↑のくだりしたかっただけです。。すいません。。笑
VEMURAM / Jan Ray
コンプ感が少なく、粘りのあるサスティーン、クリスピーなトーンでハイもしっかり出ているが決して耳障りでなくローもメローで暖かい。 まるで真空管アンプを操作しているような気にすらなってくる反応性を持っています。
全機種共通のブラスボディによりローノイズなドライブを実現。
ノブに対して役割が本体に印字されていないので楽器屋さんで試す時に最初どれが何のツマミか分らないです。笑
上段左からヴォリューム、ゲイン
下段左からベース、トレブル
になっていて、EQのレンジが広くTrebleを上げていくとかなりピーキーなサウンドもだせます。
ピッキングにはかなりシビアに反応して、ギターのボリュームを絞るとGainがMAX!!でもクリーントーンまで下げられるくらいしっかりと反応していくのがいいですね!
このエフェクターの一番の推しポイントは、筐体が真鍮で造られていて見た目がカッコイイ!!ですっ!!
もちろん真鍮なのでずっしりとした重量感もGOOD!!
個人的にはフェンダー系アンプに繋ぐと気持ちいです!!
Y.O.S. ギター工房 / Smoggy Overdrive
Smoggy Overdriveは、伝統のチューブドライブサウンドをあらゆる環境で再現する、Y.O.S.ギター工房ハンドメイドのオリジナルオーバードライブです。ギターの個性を最大限生かしながら、そのサウンドに魅力的なハーモニクスと、タイトなローエンドを付加します。
シンプルな操作性ながらも、ファットなクリーンブーストから小気味よいクランチサウンド、そしてダイナミックなドライブサウンドまで、
1台で幅広い音作りが可能。それぞれのコントロールは全て実用的な範囲にフォーカスされ、バンドアンサンブルの中でも決して埋もれない軽快なサウンドを生み出します。
一際目を引くSmoggy Overdriveのシャーシとノブも、Y.O.S.ギター工房によるオリジナル設計。
シャーシ、ノブ共に、A5056アルミニウムのブロック材から削り出されております。
密度の高い筐体と計算しつくされたアースラインにより、驚異的な低ノイズ設計をも実現しました。
はい。これが今一番欲しいです。
なんでかって??
見た目が!!!カッコイイ!!!
気になる音色は、先程紹介したjan rayに似たニュアンスですが、jan rayほどクセが無く
ジャンルを選ばず幅広く使えます!
Ibanez – NTS “NU TUBESCREAMER”
”Nutube” トランジスタが発明された1960年以降の50年以上で、これほどの革新が真空管の歴史に刻まれたことが、果たしてあったでしょうか。 アノード・グリッド・カソード/フィラメント構造を持ち、完全な三極真空管として動作しながら、消費電力は従来の真空管のたった2%。 容積も30%以下の小型化を成し遂げたうえ、長時間の使用にもじゅうぶんに耐えられるという、真空管のデメリットを覆した まさに夢のバキューム・チューブ・デバイスがKORGの”Nutube”だと言えるでしょう。 NTSは、IbanezのTube ScreamerとNutubeとのコラボレーションで生まれる、新しいオーバードライブ・ペダル。 そしてこのコラボレーションは、Tube Screamerにとっても、誕生以来初めての『オーバードライブ回路の大変革』となっているのです。 それは、従来のTube Screamerでは”4558”という一つのオペアンプで成し遂げていた、歪み(=オーバードライブ・サウンド)の 作成とクリーン・サウンドとのミックスを、まったく異なる方法で行う回路構成とした、ということなのです。 そう、NTSではあたかもフル・チューブ仕様のプリアンプのように、オーバードライブ・サウンドをダイオードでは無く真空管、 つまりNutubeで生み出し、そののちクリーン・サウンドとミックスしてアウトプットする方法を採り入れました。 これにより真空管特有の自然なコンプレッション感と、ファットでマイルドなオーバードライブ、そして繊細なピッキング・ニュアンスを反映できるワイドなダイナミック・レンジを獲得しています。 一方オーバードライブを真空管で生み出すことで可能になった、新らしく、有効な機能もこのNu Tubescreamerの可能性を拡げています。 まずひとつは、MIXコントロール・ノブです。 これは歪み(=オーバードライブ)とクリーンとのミックス・バランスを調節できる機能で、センター(12時の)位置で従来のTube Screamerとほぼ同じバランスとなり、 左一杯(CL)でクリーンのみ、右一杯(OD)ではオーバードライブのみとすることが可能です。 そしてもうひとつは、DC18V電源を供給可能としたことです。 18Vで駆動するNTSは、全音域に渡りラウドなモダン・サウンドと広大なヘッドルームをプレイヤーにもたらすでしょう。もちろん、DC9V電源や006P乾電池での駆動も可能です。ペダルにのぞき窓があり、Nutubeが見えるのがカッコイイ!!!!
音そのものも本家TSと違ってより存在感のあるトーンになってます!
4558(オペアンプ)よりもクラシックな真空管(Nutube)を使用しているにも関わらず、モダンなサウンドになっているのは面白いですね!
以上、超個人的おすすめオーバードライブでした!
オーバードライブペダルは種類がかなり多いエフェクターですよね。
ギタリストであればここはこだわりたい所です。
自分にあったオーバードライブペダルがまだ見つかっていない方!
是非、僕に相談して下さい!!
次回!!
スタッフ浅木の超個人的おすすめエフェクター(ディストーション編)
プロフィール
246 OSAKA STAFF 浅木 敬大(ギタリスト)
元アナログシンセサイザー(ノイズ系)の開発エンジニアで、エフェクターの自作や
ギターやアンプの修理、改造。プレイヤー1人1人にあったオリジナルケーブルの作成等。
日々、機材の新着情報をチェックしてます!機材のことならなんでも聞いて下さい!
使用機材・ギター
YAMAHA / SAS-1500
Rozalia / Urbanity Plus K&T WEEP搭載
momose / MT1-STD初期ロットMOD.
Dragonfly / HI STA648mm
・エフェクター
BOSS / GT-100
コンパクト多数
・ケーブル
LAVA CABLE ELC / OYAIDE P-285M
mogami 3368 / FURUTECH Audio-Grade Plug
mogami 2524 / NEUTRIK NT2X-B