『超個人的おすすめディストーション』をご紹介します。
是非最後までご覧ください。
ポイント
本記事は2018年2月に公開した記事を一部改修して再公開しております。
emma electronic / Reeza FRAT zitz 2
さあ、夢のディストーションの王国に向かいましょう。ReezaFRATzitz 2(リーザフラットジッツ・ツー)がその特別チケットです。
唸りをあげるアンプを思わせる歪みサウンドが、ぎっしりと詰まっています。コントロールの幅がとても広く、サウンドにリアルな重厚さを与えます。
素敵なディストーション・タイムをお過ごし下さい。
emma electronic / ReezaFRATzitz2より引用
最初にご紹介するのは、「emma electronic / Reeza FRAT zitz 2」です。
僕のディストーションペダルの旅に終止符を打ってくれた逸品でした。
ファーストモデルにはなかったBIASつまみを搭載することによりより幅広い音作りが可能になり、
バッキングに適した少し引っ込んだような音から、ギュインギュインのリードトーンまでカバーできます!
emmaのエフェクター全般に言えることですが、歪みの量をグッとあげても音の粒が潰れないのがGOODです!

さらに個人的お気に入りポイントはトップのデザインがサイケっぽい柄なところです!
Crews Maniac Sound / Genius OverDrive = G.O.D
クルーズマニアックサウンド【G.O.D】は今までのディストーション/オーヴァードライブが持ち合わせていない低域の迫力、高域の伸び、そして十分な歪みを持った完全オリジナル回路を持つドライブユニットです。
昨今のブティックペダルとは方向性が180度異なる強烈なゲイン感は、80年代後半から90年代にかけて登場した改造アンプに代表されるモディファイド・アンプ(ホッドロッドアンプ)を連想させます。
さらにAとB、2つのゲイン設定を切り替えて使用する事が可能。一方のチャンネルのドライブをゼロ位置に設定し、一方を上げ目に設定する等、セッテイングを追い込む事で幅広いサウンドメイクが可能です。
EQは3バンドで、センタークリックのフラット時から±12dBのブースト、及びカットが可能です。音質補正的な使用法から、劇的にトーンを変える様な使用法まで様々なスタイルに対応。
特徴的なコンツァーコントロールは、全体的なトーンの方向性を決定します。右に回しきるとオープンバックキャビネットの様に、左に回しきるとクローズドバックキャビネットの様なサウンドメイクも可能です。
もう一つ特筆すべき次項として、ハイゲインサウンドでありながら、ギター本体側のヴォリュームコントロールにスムースに追従するという点が上げられます。まるでアンプのゲインをコントロールするかの様な使用感はブルースロックのインスピレーションからハードロック、メタル等にまで対応。さらに外部からクリーンブースター等でGOD自体をプッシュする事で締まりのあるリード・トーンを生みます。
Crews Maniac Sound / 【G.O.D】Genius Over Driveより引用
2022年5月時点では生産完了品となっています。
次にCrews Maniac Sound / G.O.Dをご紹介します。
まず、見た目のインパクトが強烈ですね!!
60~70年代に流行したアナログシンセサイザーを彷彿させるようなデザインになってます!
機能はというと、ボトムシフトとトレブルシフトが搭載され連動するツマミの周波数をシフトでき状況に応じた音作りが可能です。
また、電源が9v~15vまで対応しており、電圧を上げるにつれてレンジも広がり、音のヌケも良くなります。
逆に9vで駆動した時は重心が低くなり下から支える音作りができます。
サウンドの特徴としてはザクザクした荒いディストーションのイメージで、パンチのあるギターロック系におすすめ!
ただ、ローがかなり出る仕様になっているので、BASSつまみを上げすぎるとスピーカーユニットが悲鳴を上げることも・・・
総じて、名前にもあるように”Genius”=”天才”だけあってかなり優秀なドライブペダルです!
BOSS / Power Stack ST-2
ST-2は、ビンテージ・スタック・アンプ特有のサウンドと、幅の広い歪みサウンドを生み出す新感覚のコンパクト・エフェクターです。
スタック・アンプのパワー感と弾き心地、そして上質な箱鳴り感を創出。また、通常のアンプでは生み出すことの難しい強烈なハイ・ゲイン・サウンドから、歯切れのいいクランチまで、つまみひとつの簡単操作で歪みサウンドを自由にコントロールすることができます。
ライブ・パフォーマンスからスタジオ・ワークまで、幅広く使える歪みエフェクターです。
BOSS / ST-2より引用
”良くも悪くもBOSSの音”
一部ではそんな言われ方をすることもありますが、コイツのポテンシャルはかなり高いです!
弾いてみて率直に思った感想が、つまみをどんな設定にしても使えない音がないです!
SOUNDつまみを一番左に振り切ると、僅かに歪んだヌケのいいサウンドになりファンキーなカッティングやメローなトーンが出すことができます。
右につまみを上げていくとかなりハードなディストーションサウンドがつくれます。しかもスーパーローノイズなんです!!
サウンドの質感で言えば見た目はかなりイナタイ無骨なイメージですが、かなりハイファイなサウンドです!
使えない音がないというのも、”まぁできるっちゃできる”ではなくぜひ使ってみてほしいエフェクターです!

余談ですが、コレ1台をJC-120につないでRage Against the Machineのカバーをしたことがありますが
かなり気持ちのいいキレっキレのサウンドを作ることができました。
EMPRESS EFFECTS / Multidrive
スタジオレコーディングの手法として数種類のアンプサウンドをレイヤー状にミックスして「よりリッチなサウンド」、「バランスの良いサウンド」を得 るテクニックがあります。Empress EffectsのMultidriveは同様の優れたテクニックをたった1つのエフェクターボックスの中に実現しました。
Multidriveは【オーバードライブ】、【ファズ】、【ディストーション】といったギター歪を代表するトーンをブレンド&ミックスして重厚で美しく自由自在な歪のトーンをクリエイトする事ができる画期的なギターエフェクターです。
Umbrella Company / Multidriveより引用
最後にカナダの新進エフェクターブランド「Empress Effects」の「Multidrive」をご紹介します。
最大の特徴は、この一台にオーバードライブ、ディストーション、ファズ3種の歪みが入っている所、
そしてそれらは独立してゲインとボリューム調整をすることで、3歪みをミックスしてアウトプットできるんです!
更に、各セクションにローパス、ハイパスフィルター搭載で、ディストーションセクションにはcrunch/mild/leadの3つのレンジを選択できるトグルスイッチも搭載!!
それからEQセクションにはlow/mid/hiの3バンドEQが搭載され、midには500Hz/250Hz/2KHzのフリケンシー付きでEQ面でも追い込んだ音作りが可能になっています!!
500Hzは胴鳴りであったりギターのおいしいミドルの部分ですね!カットすればアンサンブルの邪魔をしないバッキング向きのサウンドになり、ブーストすればギュインギュインしたくなるサウンドになります。
250Hzはボワボワしていたりもこもこしがちな帯域なので基本カットの音作りがおすすめですね!
2KHzはコード感であったり、ギラっとしていて音の輪郭を強調しやすい帯域です。ただ、ヴォーカルの帯域とも被りやすいのでブーストのしすぎには注意しなければいけないところですね!
こんな多彩な音作りが出来るこのMultidriveは、はっきり言って最強のドライブペダルです!!
まとめ
以上、今回は『超個人的おすすめディストーション』をご紹介しました。
キャラの濃いペダルぞろいでどれも良さそうですね!
最後までご覧頂きありがとうございました!