今回は『超個人的おすすめファズ』をご紹介します。
是非最後までご覧ください。
ポイント
本記事は2018年6月に公開した記事を一部改修して再公開しております。
ファズとは?
「ファズ(FUZZ)」は歪み系エフェクターの内の1種類で、
他の歪み系エフェクターと比べ、過激で潰れたようなサウンドを得ることができます。

「ファズ」とは「毛羽だった」という意味で、名前からもその荒々しいサウンドが想像できます。
ファズが登場したのは1960年代と、実はオーバードライブやディストーションといった他の歪み系エフェクトペダルの登場よりも前になります。
やがてオーバードライブやディストーションが登場してからというもの、一時期は全く使用されてなかったようですが、1990年代に入ってから再び多くのミュージシャンが使用するようになり、現在に至るまで多くの機種が世に出ています。
それではおススメの機種をご紹介していきます。
JIM DUNLOP / FFM3 Jimi Hendrix Fuzz Face Mini
スタンダードなFuzz Faceの回路を一般的なペダルエフェクター並みに小さいケースに収め、AC/DCアダプターの使用を可能にしたFuzz Face Miniシリーズ。
FFM3はJHF1 Hendrix Fuzz Faceと同じ回路を使用したFuzz FaceのMINI版。太くてスムースなFuzzサウンドが特徴。
モリダイラ楽器 / D.A-Booster より引用
まず最初にご紹介するのは、ファズの定番である「JHF1 Jimi Hendrix Fazz Face」の小さいバージョン!
「FFM3 Jimi Hendrix Fuzz Face Mini 」です。
まずパッと見で、大きさが本家と比べてかなりサイズダウンされてますね。
エフェクターボードの空いた隙間にだって入っちゃいます!
あとよく見ると、in/outジャックの位置が本家とは逆で、
右側にin、左側にoutに変更されており、
エフェクターボードの中で結線しやすくなっていますね。
気になるサウンドですが本家とほとんど差がないサウンドに仕上げられていますが、
若干ハイファイになっていて、昔からあるエフェクターでありながら今風なバンドサウンドの中でもマッチしちゃうところも推しポイントです!
ZVEX / FUZZ FACTORY Vexter Series
5つのコントロールセッティングにより、クレイジーな発振音から、図太い王道的サウンドまでの全てを網羅する唯一無二のペダルです。まるで自分のギターサウンドが、全く別の生き物に変わったような感覚を得られるでしょう。
サウンドハウス / Vexter Fuzz Factory より引用
泣く子はもっと泣くだろう。現代ファズの名作。笑
当初、Fuzz Faceのコピーを作ろうとして失敗したことから生まれたそうですが、Fuzz Faceとはまったく別物ですね。

どう失敗したらこんなにかけ離れたエフェクターが出来上がるのか。。。
サウンドは他のファズペダルではあまり見かけないStabとGateの設定がポイントで、発振系ファズのおもしろさにどっぷり浸れること間違いなし!
ギター側のボリューム・ノブをいじったら発振の周波数が変わるところとか、それぞれのツマミが、ほかのツマミにも影響してすごく変化するアナログシンセサイザーみたいなところとか…。
つまり、予測できない音になったり、コントロールできないところが何とも魅力的なのです。
でも、それだけではただの使いづらいペダルになりがちですが、基本的なファズとしてのサウンドもめちゃくちゃいいです!
クラシックなファズの音も出るし、飛び道具的にも使えるし「ファクトリー」という言葉を掲げてるだけはありますね。
また、このVexterシリーズは(Fuzz Factoryシリーズの中では)非常に扱いやすいと評判で、
価格も比較的リーズナブルなので、Fuzz Factory未体験の方にお勧めしたいペダルですね!
BEHRINGER / SF300 Super Fuzz
BEHRINGER/SF300はクラシックファズ、グランジ、そしてゲインブーストの三種類のエフェクトモードを搭載。ヴィンテージテイスト溢れるファズサウンドです。
サウンドハウス / SF300 Super Fuzz ファズ より引用
BEHRINGER(ベリンガー)のこのエフェクトペダルのシリーズは他にはないような価格帯で、いわゆる「安物」なのですが、これが意外といいんですよ!
特に異なる3つのモードはそれぞれ違った使い方が出来てお得感があります。
まずFUZZ1モード
このモードはミドルが強調されたブーミーなサウンドでfuzz faceにやや似たサウンドですね。
FUZZ2モード
このモードはわかりやすく言うと”すべてを台無しにする”モードです。
つまみのパラメータは”フルテン”一択、もはや何を弾いても無意味です。
ですが、このモードはこれでいいんです。
BOOSTモード
これも以外と良くて音の輪郭がはっきりして前に出る音になります!
クリーンブースターとして使うとLEVELを絞っていても爆音になりますが、
別のドライブペダルの手前に接続してゲインヘルパーとして使うと抜けの良いクリーミなリードサウンドになります!
EarthQuaker Devices / Erupter
普段ファズを使う時にノブのセッティングにこだわりますか?本当にロックしたいなら… 全てフルテンでしょう!でもそこからさらに何処に向かえば良いかって?さらにラウドに。その答えはイラプターです!
Earth quaker devices / Erupter より引用
「ファズなんてどうせフルテンで使うんだからツマミなんていらないんですヨ。」
「で、このイラプターは「Bias」って言うツマミ一発で他のファズの先をいきますヨ。」
てことですね。
このBiasというツマミですが、単純に歪みの量が増えていく感じではなく
内部回路に鞭を打って無理やり頑張らせているような張りつめたニュアンスのサウンドです。
”Erupt:爆発”の意に"er"で”Erupter:爆発するもの”
その名の通り爆発力のあるサウンドですね!
是非一度お試しあれ。
まとめ
と、いうわけで、
ファズのおすすめ4選でした!
最後までご覧いただきありがとうございました!