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【エフェクター】エレキギター用エフェクター、13種について解説します!

今回の記事について

ギターのエフェクターってどんな種類があるの?

エフェクターを使うとどんな音になるの?



今回はこういった疑問にお答えしていきたいと思います。

エレキギターは本体だけでは、みなさんが普段聞いている曲に入ってるギターのような音は出せません。

必ずと言ってよいほど、エフェクターという音を変化させる機械を繋いで演奏しているのです。



しかしエフェクターと一括りにいってもその種類の数はとても多いです。


ということで今回は主なエレキギター用エフェクター、13種類についてご紹介したいと思います。

最後まで読んで自分の出したいギターサウンドに一歩近づきましょう!


歪み系エフェクター

歪み(ひずみ)系エフェクターとは、意図的に「音割れ」の状態にするためのエフェクターです。


「音割れ」と聞くとロックなど激しめの音楽に使われそうですが、それに限らず様々なジャンルの楽曲に使われるエフェクターです。

どんなギタリストでも一つは必ず持っているのではないでしょうか。

さらに歪み系エフェクターは主に3つの種類に分類されます。


オーバードライブ

定番機種

・BOSS / SD-1


Fulltone / OCD



特徴

ギターアンプの音の歪みを再現するためにつくられたエフェクターです。

他の種類の歪み系エフェクターに比べて、ナチュラルでマイルドな歪みサウンドであることが多いです。

またエフェクター全種の中でも、発売されている機種の数が格段に多いです。

ディストーション

定番機種

Proco / RAT2



特徴

オーバードライブと比べるとシャープで張り付くようなサウンドであることが多いです。

メーカーによっては中の構造の違いで、オーバードライブとディストーションを区別している所もありますが、そうでない場合もあるようです。

ですので購入する時などには、商品の名前などから区別するようにしましょう。

BOSSのエフェクターは2種類の区別が明確でわかりやすいです


図1



ちなみに

オーバードライブ(過負荷)=行為、使い方の事を表します

ディストーション(歪み)=効果、得られるサウンドの事を表します




定番機種

ファズ

Jim Dunlop / FUZZFACE



electro-harmonix / BIG MUFF



特徴

他の歪み系エフェクターと比べ、過激で潰れたようなサウンドを得ることができます。

登場はオーバードライブやディストーションよりも早く、1960~70年台のロックに多く使われていたようです。

その後、オーバードライブやディストーションの登場により、一時期は全く使用されてなかったようですが、1990年代に入ってから再び多くのミュージシャンが使用するようになり、現在に至るまで多くの機種が世に出ています。


空間系エフェクター

大きいホールや体育館などで手を叩くと、「パーァン!」と響くと思います。


これは手と手が合わさった時に鳴る音以外に、その音が室内の壁や天井に当たって跳ね返ってきた音も聴こえるために起こる現象です。

響いた音を出したい時にその都度、近くの体育館まで行ければいいのですがそういうわけにもいきません。

そこで使うのが空間系エフェクターです。

ギターの音に広がりを持たせ、あたかもその場所で演奏しているかのような効果をつけることができる、まさに空間を再現することができるエフェクターです。



空間系エフェクターは主に2種類に分類されます。

ディレイ

定番機種

・LINE6 / DL-4



特徴

ディレイは反響を再現するエフェクターです。

反響音とは?

出した音が壁などに当たって跳ね返って聴こえる音です。

「ヤッホー!」でおなじみのやまびこも反響音です。


ギターにやまびこ?なんで?


と思ったあなたへ。

エレキギターのフレーズにディレイが全くかかってない曲はたぶんありません。

実はそれくらいディレイは多彩な使い方ができ、ギターの音と曲自体を豊かにするためにとても重要な存在なのです。

なので、歪み系エフェクターに次いで発売されている機種も多いです。

リバーブ

定番機種

・electro-harmonix / HOLY GRAIL


・strymon / blue Sky


特徴

残響音を再現するエフェクターをリバーブと言います。

残響音とは?

音が複数の面に当たって跳ね返ってを繰り返し、連続的に響いて聴こえる音の事を言います。



例えば広いホールのような所なら、深く伸びるような残響

お風呂のような場所なら、柔らかくぼんやりとした残響などが想像できると思います。

リバーブは音の響きを作り出し、臨場感他の楽器との一体感を得ることができるといった効果があります。


リバーブの機能としてはアンプに搭載されていたり、

ライブやレコーディングにおいては全体との調和のために「後掛け」をすることも多く、

他のエフェクターに比べると、ギタリストのペダルボードに入っている率は少ない印象でした。



しかし昨今ではShimmer(シマー)モードという機能が搭載されたリバーブの登場により、

ギタリストのペダルボードの中に見ることも増えました。

特に冒頭で紹介した定番機種の「blue Sky」という機種は、Shimmerリバーブの先駆けとなったモデルで、使用するギタリストも多いです。

モジュレーション系エフェクター

「モジュレーション」とは、電気信号の周波数や位相を変化させることを言います。

ギター本体やアンプの中では音も電気信号ですので、その電気信号を変化させることで聴こえる音も変化させることができます。

モジュレーション系エフェクターの中でも代表的なものが4種類あります。

コーラス

定番機種

electro-harmonix / SMALL CLONE



特徴

コーラスは「揺らぎ」の効果を得ることができるエフェクターです。

原音に対して周期的に変化する音程の音がほんの少しだけ遅れて混ざることで、揺れて聴こえたり、2本が重なって聞こえたりします。


コーラスは他のモジュレーションエフェクターほどかかり方がエグくなく

さりげなく音色に深みと表情を出すことが出来るので、使いやすいエフェクターと言えるでしょう。

フランジャー

定番機種

・M117R flanger / MXR


特徴

原理は「コーラス」と同じなのですが、

コーラスで得られる「揺らぎ」というよりも、もっと強い「うねり」の効果を得ることができます。

また歪ませた音にフランジャーをかけると「ジェットサウンド」というジェット機が飛んでいる時のような音も作ることが出来ます。

フェイザー

定番機種

・Phase 90 / MXR



特徴

原音に対して位相を変えた音を混ぜることで、「うねり」の効果を得ることが出来るエフェクタです。

フランジャーとは音が似ていますが、全く異なる仕組みで音を変化させます。

トレモロ

定番機種

・TR-2 / BOSS


特徴

その音の音量を周期的に変化させることで、「揺れ」の効果や「断続的な音」を得ることが出来るエフェクターです。

音量を変化させる周期を早く、音量差を大きくするとマシンガンのようなサウンドにすることが出来ます。



その他

これら以外にも様々なエフェクターがありますが、

その中でも良く使われるものをご紹介します。

イコライザー 

定番機種

・M108S ten band EQ



特徴

特定の周波数の音域だけ音量を上げたり下げたりすることが出来るエフェクターです。

例えば、

  • モワッとした低音域の音量を下げる
  • 耳の痛い中高音域を下げる
  • きらびやかさを出すために高音域を上げる

といった使い方ができます。


イコライザーを音作りの基礎として、サウンドキャラクターをつくるために使用することも出来ますが、

ギター本体の出すぎている所や足りない部分を補う、音質の補正として使うことをおススメします。

コンプレッサー

定番機種

・BOSS / CS-3


特徴

演奏者が意図しない音量の差を揃えることが出来るエフェクターです。

ギターの演奏の力加減によって、音が大きくなったり小さくなったりしてしまうことがあります。

そのような音量の差をできるだけ無くすことで、聴きやすく安定した演奏にすることができます。


またギターは弦の振幅の減衰と共に音量も小さくなっていきますが、

コンプをかけることで音量が小さくなるスピードを遅らせる=サスティンを伸ばすことが出来ます。

このようにたくさんのメリットのあるコンプレッサーですが、

初心者のうちに多様しすぎるとピッキングの力加減を身に付けることが出来なくなってしまうかもしれません。あまり頼りすぎないようにしましょう。

定番機種

・VOX / V847-A


特徴

他のエフェクターとは一風変わった見た目をしています。

本体全体に足を乗せてつま先やかかとで踏み込み上下させることで、ブーストさせる周波数帯域を変化させます。

結果的にギターを演奏しながらペダルを操作すると「ワウワウ」とうねったサウンドを出すことが出来ることからワウと呼ばれています。


ブースター

定番機種

・Xotic / EP Booster


・MXR / micro amp

特徴

電気信号の増幅、つまり音量を上げるエフェクターです。

サビのリードフレーズやギターソロ演奏時など、音を少し前に出したい場合に使用することが多いです。

また、全体的な音のキャラクター付け的な使い方で常時ONで使用することもあるようです。

定番機種としてご紹介したEP Boosterやmicro ampは、音量を歪ませずに一段階上げるクリーンブースターというカテゴリになります。

その他、オーバードライブとしても使用可能なもの(オーバードライブをブースター的に使うことも多いです)、イコライザーの機能も付いているものなどもあります。


まとめ

エフェクターの種類

歪み系エフェクター:オーバードライブ、ディストーション、ファズ

空間系エフェクター:ディレイ、リバーブ

モジュレーション系エフェクター:コーラス、フランジャー、フェーザー、トレモロ

イコライザー、コンプレッサー、ワウ、ブースター



以上、今回はエフェクターの種類と特徴、定番機種についてご紹介しました。

いろんなエフェクターを使ってみて楽しく音作りしてみましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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