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初心者が絶対に知っておくべきエレキギターの種類3選



今回の記事について

エレキギターの種類が多くてどれを選んだら良いかわからない

代表的なエレキギターの特徴と違いを知りたい


今回はこういった疑問にお答えするべく、エレキギターを演奏するなら絶対に知っておきたい3種をご紹介します。

これから初めてのエレキギターを買おうかと思っている方も、是非参考にしてみてください。

定番機種のエレキギターとは?

今回ご紹介するエレキギターは共通してこういった特徴があります。

紹介するエレキギターに共通すること

  • エレキギターの代名詞と呼ばれるほど定番の機種
  • プロ・アマ問わず多くのミュージシャンが使用する。
  • シンプルな構造で扱いやすい
  • 色や仕様などのバリエーションが豊富で、好みや予算に合わせやすい。


つまり今回ご紹介する定番機種であれば、

後に後悔してしまうようなエレキギターを買ってしまう可能性は低く、自分好みの仕様の信頼できるエレキギターを、無理のない予算で手に入れることができる可能性は高いということです。

それでは順番にご紹介していきます。

ストラトキャスター

ストラトキャスター(以下ストラト)は1954年に発売開始されたFenderフェンダー)社のエレキギターです。


ジャンルを選ばないサウンドとルックス演奏性の高いボディ形状や機能を兼ね備えており、

世界で最も使用されているギターの一つと言っても過言ではないでしょう。


ストラトキャスターの特徴

ストラトの特徴として挙げられるのは主に次の3つです。

持ちやすく演奏しやすいボディ形状


ストラトを縦に正面から見た時に、左側(低音弦側)のほうがボディが長いのがわかります。

一見アンバランスに見えますが、ストラップをかけて持った時にバランスよく持てるようになっています。

また体が当たる部分が曲線状に加工(コンター加工)されていたり、全周に角がないことなども、持ちやすく演奏しやすい工夫がされています。

3基のピックアップを搭載

ストラトにはブリッジ側から「リア・センター・フロント」の3基のピックアップが搭載されています。


基本的なストラトは3つともすべてシングルコイルピックアップが付いていることが多いですが、

モデルによってはリアにハムバッカーが付いているものもあります。

ビブラートユニットの搭載



ストラトにはFender社オリジナルの「シンクロナイズド・トレモロ・ユニット」というビブラートユニットが搭載されています。

アームを上げたり下げたりすることで弦の張力を変え、音程を変化させます。

こちらの動画ではストラトのシンクロナイズド・トレモロ・ユニットを使用したアーミングを見ることが出来ます。

The Jimi Hendrix Experience / Purple Haze (Live at the Atlanta Pop Festival)
1:48、2:35、2:46付近でアームを使った演奏をしています。


ストラトキャスターのバリエーション

スタンダードなストラトにはこのような特徴がありますが、それ以外のバリエーションもあります。

よく目にするのは、HSSという名前がついたリアピックアップがハムバッカーになっているものです。

またすごーく稀ですが、下の動画にあるNOVENTAシリーズのようにピックアップが2基でビブラートユニットがないといった特殊なものもあるようです。




テレキャスター

テレキャスター(以下テレキャス)は1951年に発売開始されたFender社のエレキギターです。


テレキャスが元となって後にストラトを生み出す事となるほど歴史あるエレキギターですが、テレキャスを使うギタリストはとても多く、ストラトと同様にエレキギターの代表格の一つであることに間違いありません。

もし「ストラトと似てて区別しにくいなー」という方に、テレキャスの特徴をご紹介します。

テレキャスターの特徴

2基のピックアップを搭載

ストラトは3基のピックアップが搭載されているのに対して、テレキャスには主にリアとフロントの2基のピックアップが搭載されています。

2つのピックアップはそれぞれ別の種類ですが、両方ともシングルコイルピックアップであるものが多いです。

エッジの効いたブライトなサウンド

テレキャスのサウンドイメージと言えば「高音域とアタック音」という声が多いです。


これはストラトと比べて

  • 構造的にボディの空洞部分が少ない
  • ブリッジユニットの金属版がリアピックアップを囲んでいる

という特徴もテレキャス特有のサウンドの要因の一つです。

こういうサウンドキャラクターもあってか、ストラトと比べてロックギタリストが使用するケースが多いように思います。

テレキャスターのバリエーション

テレキャスにはこのような特徴がありますが、ボディ形状はそのままで仕様が異なるいくつかのバリエーションがあります。

テレキャスター・シンライン 通常のテレキャスと違いボディにfの形の穴が空いている

テレキャスター シンライン:Fホールという空洞の空いた構造のボディを持つ

テレキャスター カスタム:フロントのピックアップにハムバッカーが搭載されている

テレキャスター デラックス:リアもフロントもハムバッカーが搭載されている

こういったモデルがあります。

ストラトと比べるとバリエーションが豊富ですね。


ちなみに、私のお気に入りは、こちらのシンライン

通常、Fホールと言えば小文字の「f」をあしらったような形をしていますが、

このシンラインのFホールは「Fender」のスパゲティロゴのFの形をしており、とても遊び心のあるエレキギターとなっております。


さらに詳しく

こちらの記事でもっと詳しいテレキャスターのご紹介をしていますので合わせてご覧ください。


レスポール

レスポールは1952年に発売開始されたGibson(ギブソン)社のエレキギターです。


ストラトやテレキャスと並んで世界的に人気のエレキギターですが、元々はジャズギタリストである「レス・ポール」のアーティストモデルとして作られました。


先にご紹介したFender社の2種とは見た目も違います。

そんなレスポールの特徴は主にこの2つです。

レスポールの特徴

ハムバッカーを2基搭載

レスポールにはリアとフロントにそれぞれハムバッカーピックアップが搭載されています。


ハムバッカーとはシングルコイルに比べてハムノイズを軽減させる特性があるのですが、その特性の副作用として音量(出力)が上がる高音域が減衰するという効果もあったことから、

  • 音が太く、歪みやすい


という理由で、搭載された当初からロックギタリストに人気となったようです。


緩やかな山なりのボディ形状

ストラトとテレキャスのボディ表面が平らな形状なのに対し、

レスポールは緩やかな山なりに湾曲した形状をしています。

この形状をアーチトップと言いますが、エレキギターでアーチトップと言うと、フルアコセミアコなどに分類される、ボディに空洞の穴が空いた構造のものを指すことが多いです。

ただ、この独特でしなやかな形状に魅力を感じてレスポールを選ぶ方も多いのではないでしょうか?

レスポールのバリエーション

レスポールといえば、上記特徴を持ったレスポール・スタンダードという名前で存在しているものを指すことが多いですが、

レスポールにはそれ以外のバリエーションもあります。

出典:Gibson / Lukas Nelson ’56 Les Paul Juniorより引用

レスポール ジュニア:ボディがアーチトップ形状ではなく、ピックアップもハムバッカーではなく、P-90ピックアップを1基搭載したスチューデントモデル

レスポール スペシャル:レスポール・ジュニアの上位モデルでP-90がフロントとリアの2基搭載。

レスポール デラックス:ピックアップにミニハムバッカーを搭載。

などがあります。


出典:Gibson / 1954 Les Paul Goldtop Reissue VOSより引用


またゴールドトップと呼ばれるものは、その名の通り金色の見た目なのですが、

上記の写真のように、レスポールが生み出された当初の形でP-90が2基搭載されたものを指す場合もあれば、

単にボディが金色であればバリエーションは問わない場合もあるようです。

「〇〇タイプ」「コピーモデル」とは?

今回ご紹介した3種類は初めに言ったように、エレキギターの代名詞と呼ばれるほどポピュラーな特徴のエレキギターです。

3種とも1950年代に登場し、エレキギターが世界的に普及するきっかけとなった種類なのですが、それが故に、他のメーカーがその形や特徴を模倣して作られた「〇〇タイプ」や「コピーモデル」が多く存在します。


FenderとSTRATOCASTERのロゴの入ったギター

例えば、今回ご紹介したようなストラトの特徴を持ったギターをFender社がつくるとそれは当然「STRATOCASTER」という商品なのですが、

別のメーカーがその特徴を持ったエレキギターを作っても、STRATOCASTERという商品名では売り出せません

商品の型番に「ST」と入るなど、絶妙に本家と関連のある文字が入ったりします。


こういったものを習慣的に「ストラトタイプ」「ストラトのコピーモデル」と呼んだりします。


それはつまりニセモノってこと?



模倣品と言うとそういうイメージを持つ方はいると思いますが、

ギターやベースにおいては、コピーモデルがすべてニセモノの粗悪品というわけではありません



それだけオリジナルの楽器とメーカーに敬意を払い、誇りを持ってクオリティの高いものを作っているメーカーが多いのだと思います。

こういうこともあって、コピーモデルまで含めて多くのギタリストに認知・支持されています。

どのタイプのエレキギターが欲しいか決まったら、そのタイプのエレキギターを作っている複数のメーカーを比べてみるのも良いでしょう。

まとめ

定番のエレキギター3種とそれらの特徴

ストラトキャスター:持ちやすく演奏しやすい、オールマイティーなエレキギター。

テレキャスター:ストラトと比べてエッジの効いたブライトなサウンドが特徴的で、ロックギタリストが使用するイメージが強い。

レスポール:滑らかな山なりのボディと2基のハムバッカーが特徴的。元々はジャズ用に作られたのだがロックなサウンドのイメージが強い。



以上、今回は絶対に知っておくべきエレキギター3種類をご紹介しました。


エレキギターを選ぶ際はぜひ参考にしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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