代表的なギターの種類、「アコースティックギター」「エレキギター」「エレアコ」の3つについて解説します
今回の記事について
ギターを始めたいんだけどどれを選べばいいんだろう?
ギターの種類について詳しく知りたい!
今回はこのような疑問を持った方に向けて
ギターの代表的な種類と特徴について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
そもそも「ギター」とは?
ギターとは、指板とボディ、(主に)6本の弦によって構成され、弦を弾いて演奏する弦楽器(撥弦楽器)の一つです。

演奏をする時は上記の画像のように、
①片方の手の指(主に利き手ではない方)でネックを持ち、弦を押さえます。
この時に押さえる弦や位置を変えたり、または押さえる弦を複数組み合わせることで、奏でる音の音程を変化させることができます。
②もう片方の手(主に利き手)で弦を弾いて音を出します。
指を使ったり、「ピック」と呼ばれる弦を弾くための道具を使ったりします。
ギターはこういった方法で演奏をする楽器ですが、
その中でも大きく分けると、3種類に分類することができます。
それぞれ詳しく解説していきます。
アコースティック・ギター

「アコースティック・ギター」とは、ギターのうち本体が響くことで発音する仕組みとなっているものを指します。
16世紀ごろにヨーロッパで生まれた「ギター」という楽器が様々な発展を遂げ、現在は「アコースティック・ギター」として多くの人に使用されています。

「アコースティック・ギター」は略して「アコギ」と呼びます。
アコースティック・ギターの特徴
一般的なアコギの特徴
昔から存在する形のギター。
ボディに「サウンドホール」と呼ばれる大きな穴があいている。
ボディが厚く、中は空洞になっている。
アコギに張られた弦が振動するとボディも振動し、それがボディの中の空気に伝わりサウンドホールから音として出ていきます。
そのためエレキギターと違ってボディが厚く、本体だけでかなり大きな音が出ます。
ただし、他のギターのようにケーブルを繋いだりしてスピーカーから音を出すような仕組みはありません。
なのでアコギの収音はマイク立てる、またはピックアップを後から取り付ける必要があります。
ちなみに
アコースティック・ギターの中でもいくつか種類があり、
・鉄製の弦を張るものをフォークギター
・ナイロン製の弦を張るものをクラシックギター(またはガットギター)
と呼びますが、一般的にはアコギというとフォークギターを指すことが多いです。
エレクトリック・ギター

「エレクトリック・ギター」とは、ギターの中でも弦の振動から電気信号を生み出す仕組みを持ったものを指します。
従来のギター(アコギ)は大音量化において構造的に限界に直面することになります。
その問題の解決策として生まれたのが「エレクトリック・ギター」です。

「エレクトリック・ギター」は「エレキギター」や「エレキ」と呼ぶことが多いです。
エレクトリック・ギターの特徴
エレキギターの特徴
ピックアップという弦の振動を電気信号(ライン)に変えるための装置が付いている。
ボリュームノブやスイッチ、ケーブルをつなぐためのコネクタが付いている。
ボディが薄い。
ギターなどの楽器から出力される電気信号を「ライン」と呼びます。
エレキギターのラインはケーブルを使ってギターアンプと呼ばれるものに送ります。
そこで電気信号が増幅され、スピーカーから音が出るようになります。
このような仕組みのためエレキギター本体から直接発する音はとても小さいです。
ですので基本的にはギターアンプとセットで使用します。
エレクトリック・アコースティック・ギター

「エレクトリック・アコースティック・ギター」とは、その名の通りライン出力もできるアコースティックギターです。

こちらは主に「エレアコ」と呼びます。
エレアコの特徴
一般的なエレアコの特徴
「サウンドホール」がアコギより小さい、もしくは特殊な形状のものがある。
ピックアップやマイクが本体内側に内蔵されている。
ボリュームノブやスイッチ、ケーブルをつなぐためのコネクタが付いている。
形状はアコギとほぼ変わりません。
しかしよく見るとアコギと比べてボディが薄い、サウンドホールが小さいなどの違いがある場合があります。
それからライン出力のためのボリュームやコネクタが付いているかどうかも、アコギとエレアコを見分ける一番のポイントです。
ちなみに
アコギとエレアコだったらエレアコを買うことをお勧めします。
練習でもライブでも、エレアコの方が万能で扱いやすいからです。
特に初心者の方で、固有のアコギが欲しいということでなければ、ライン出力のできるエレアコにしておきましょう。
まとめ
ギターの種類は?
-
主にこの3つに分類される
- アコースティック・ギター(アコギ)
- エレクトリック・ギター(エレキギター)
- エレクトリック・アコースティック・ギター(エレアコ)
アコギの特徴は?
- ボディが響いて本体から音が出るギター
- ボディが分厚く中が空洞で、サウンドホールという穴が空いている
- ライブではマイクを立てるか、ピックアップを取り付ける必要がある
エレキギターの特徴は?
- 弦の振動によって電気信号(ライン)を発するギター
- 薄いボディにピックアップやボリュームノブやスイッチなどの電気部品が取り付けられている
- ギターアンプにつないで使用する
エレアコの特徴は?
- ライン出力もできるアコギ
- アコギと比べてボディが薄い、サウンドホールの形状が異なるといった特徴のものがある
今回はギターの種類についてご紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。