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NativeプラグインとDSPプラグインの違いってなに?
DAWを使う上で必ず付き合う事になるプラグイン。
用途や種類は様々ですが、大きくは2つに分類されます。
それが、NativeプラグインとDSPプラグインです。
今回はその二つの違いについてお話していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
Nativeプラグインとは?
Nativeプラグインは「Native Processing Plug-in」のことで、PC本体のCPUで動作するプラグインを指します。
Nativeプラグインの中でも、使用するDAWソフトによってAAX(AAX Native)、VST、AUなどの規格や呼び名があります。
Nativeプラグインにはどういったものがあるの?
これらは人気で有名なプラグインですが、どれもNativeプラグインにあたります。
Nativeプラグインのメリットは?
種類が豊富

NativeプラグインはDSPプラグインと比べて種類が多く、DTMを行う多くの方にとってなじみの深いプラグインであると言えます。
またDAWソフトに標準で付属しているプラグインもNativeプラグインですので、DTMを始めたての人でも使う機会の多いプラグインです。
Nativeプラグインのデメリットは?
PCへの負荷が多い

Nativeプラグインの処理はPCの性能に依存します。
PCの処理能力が低い場合、重たいプラグインを使用したり、たくさんのプラグインを使用すると、致命的な遅延が起こったりソフトが落ちてしまったりすることにもなりかねません。
そういった理由から、録音時はNativeプラグインは使えない場合もあります。
録音時とミックスダウン時で使用するプラグインを変えたり、録音時にはダイレクトモニター機能を使用したりする必要があります。
DSPプラグインとは?
DSPプラグインとは「Digital Signal Prpcessor」のことで、コンピュータのCPUとは別のCPUで動作するプラグインです。
DSPプラグインにはどういったものがあるの?
名機とされるアナログハードウェアのモデリング・プラグインに定評のあるUADは、専用のDSPアクセラレータ、もしくはオーディオインターフェースと機能が一体となったapolloなどの機器を使用して動作します。
UADにはDSPプラグイン以外に、ネイティブ環境で動作する「UAD Spark」というラインナップも存在します。
30年以上の歴史を持つ世界的プラグインメーカー。
WAVESのプラグインはネイティブ環境でも動作するのですが、専用のDSPサーバーがあればWAVESプラグインをDSP環境で使用することが出来ます。
DSPプラグインのメリットは?

DAWが安定して動作する
プラグインを動かすCPUが独立しているので、PC側で行う処理に影響を与えずに済む、逆にプラグインの処理がPC側の処理の影響を受けずに済みます。
結果的にDAWソフト自体の動作が安定する、遅延が少ないというメリットがあります。
あまり性能の低いPCはどちらにしろDTMには不向きですが、Nativeプラグインをたくさん使用する場合に比べると、ストレスの少ない制作環境になる事には間違いないです。
DSPプラグインのデメリットは?
別でハードウェアが必要
プラグイン専用のCPUが必要ということはつまり、PCとは別に専用のハードウェアが必要となります。
ですのでNativeプラグインの場合と比べて、導入費用が高額になる場合が多いです。
それから自宅からスタジオなどへ持ち出して使用する場合、そのハードウェアも持ち出さないとDSPプラグインを使用することが出来ません。
まとめ
Nativeプラグインとは?
・種類が多く初心者からプロまで幅広い層が使用する。
・PCのCPUで動作するので、思いプラグインやたくさんのプラグインを使うとPCに負荷がかかる。
DSPプラグインとは?
・PCとは別のCPUによって動くので、全体的に動作の安定した制作環境を作ることができる。
・PC以外のハードウェアが必要なので、その分導入費用が高額になる。
今回はNativeプラグインとDSPプラグインの違いについて解説しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。