メサブギ★DUALでRECTIFIERな理由★
どうも~★いや~梅雨っ!明けたよね~[:太陽:]
毎日バリ×2暑いもん[:汗:][:汗:]
ってな訳で(どんな訳や!?)今回は...
メサブギ★なぜにDUALでRECTIFIERなのか??★
でございます!!
1990年代を象徴するかの様に、至る所でお目にかかるアンプ。
MESA BOOGIE DUAL RECTIFIER SOLO HEAD
写真の様に独立3チャンネル仕様。
※独立3チャンネルとは…大きく分けてClean・Crunch・Lead。
その3つを完全に独立(この場合、EQなどの音色的な部分)してコントロール
できる。例えば、クリーンと歪みでは多少EQの設定を変えたくなるものです。
その場合、このアンプでは、”独立”しているので、各チャンネル毎に設定できます。
ここまででも、なかなか大したアンプなんですが、さらにっっ!!
色々な場面や使う方の趣向に応じた使用法があるのです。まずは下の写真。
分かりやすく大きく載せてますが(笑)これはバックパネル右側辺りを写したモノ。
ここにDUALでRECTIFIERな意味が集結しているのです!!
まず写真中央のRECTIFIERスイッチ。
元々僕はRECTIFIERって、ただのシリーズネーミングやと思ってました(笑)
だって、名前からして”歪み”そうなイメージ沸かん??(笑)しか~~~しっ!!
実際の意味は、<RECTIFIER=整流器>なのです。では、整流器とは何ぞや?!
整流器とは、交流電源を直流電源に変える装置。AC/DCですな[:音符:]
そんなバンドあったな(笑)これはアンプには必要不可欠なモノで、冷蔵庫やテレビなど
一般家電にもついてます。
な~んや。って思ったんは、俺だけ??(笑)名前のイメージは恐ろしい!
『このRECTIFIER冷蔵庫メチャ冷えるよな!』って使えそうやん??たぶん
”ファイヤー”がそう思わせるんやろな(笑)なんか強そうやん!
...まぁ本題に戻りますと、このRECTIFIERスイッチで
アンプを稼動させるために電源を整流させる、その方式が選択できる。
これがまずネーミングの由来。んで、スイッチを左に倒すとVACUUM
TUBE(真空管)使用。右ならシリコンダイオード使用で整流させる。
これがサウンドに多大な影響を及ぼすのです。
Fenderのヴィンテージアンプなどについてる<整流器=RECTIFIER>は、
TUBEで整流させるタイプ。これは狙ってTUBEを使用しているのではなく、
それしかないから、しゃーなしに使ってたって感じ。
でも、時代背景、音楽性の変化、ライブ会場の規模の変化に伴い、TUBEでは
対応できなくなり、比較的安価で丈夫、しかもパワーを稼げる”シリコンダイオード”
製に移り変わったのであります。やはりTUBEは言うてもレトロ。通して交→直流に
する際電圧をロスさせてしまうのも事実やしね~。最近のアンプはほぼこのシリコン
ダイオードで整流するタイプだったのですが、昨今のヴィンテージブームもあり、
わざわざTUBEで整流させる事により当時のサウンドを復元しようとしている、これが
MESA BOOGIE RECTIFIERの狙い。さらに写真右端のPOWERってスイッチ。
これは内部電圧をコントロールするもの。左のSPONGYは電圧を低下させ、
ヴィンテージの雰囲気と”枯れたサウンド”を作りだすモード。このモードは出力も
ある程度抑えられて、歪み過ぎずナチュラルなオーバードライブが得られ前述の
RECTIFIERスイッチでVACUUM TUBEを選択すれば、往年のヴィンテージ
サウンドも夢でない!!『メサのレクチってバリ歪んでうるさい系の音やろ~?』
と敬遠気味だったアナタも虜になるかも知れませんよ~★[:にかっ:]
ちなみに今風のメロコア・ラウド風なら上記の逆が望ましいかも!RECTIFIER
スイッチはシリコンダイオード、POWERスイッチはBOLDに設定すると、より
ハイゲインなドライブとラウドな出力(音量)が得られます!!
なので、今後MESA BOOGIE DUAL RECTIFIERをご利用になる場合は
バックパネルの設定にも気を配って音作りしてみてください!!
ツェナーダイオードの前にダイオードとは?
ダイオードとはシリコンを使った半導体電子部品の代表的なデバイスです。ダイオードはダイオードの特性に応じて整流や検波、スイッチング、定電圧化などに使用されます。