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Digital Delay – Analog Delay


StudioGEN 小坂 翔太


こんにちは、St.GEN小坂の初ブログです^^
宜しくお願いしますm(_ _)m
何から書こうか迷っていたのですが、
自分が一番興味があって、普段から触れているものについて書くのがしっくりきそうなので、
コンパクトエフェクターについて書かせてもらおうと思っています。
興味のある方はもちろん
馴染みの深い方はおさらいとして
是非読んでってください〜


僕自身コンパクトエフェクターが大好きでして、
入手してきたコンパクトは、気がつけば100台を越えたかな?くらいになってしまいました・・・
歪み系・ダイナミクス系・空間系・モジュレーション系・ピッチシフト系 など
様々なエフェクターが存在しますが、
僕が好んで使うのは、モジュレーション系・空間系で、
手持ちのエフェクターの中でもこれらのペダルが圧倒的に多いです。
今日はそれら中でもよく使う、ディレイについて書いていきます。
まずコンパクトエフェクターのディレイでは、
大きく、「デジタルディレイ」と「アナログティレイ」に分かれます。
(テープエコーと言うものも存在しますが、今回はまた別物として捉えておきます)
特徴を超簡単にまとめると、
Digital Delay − 原音に忠実でクリアな残響音、長く取れるディレイタイム
Analog Delay − 残響音は衰退・音質劣化が激しく、ディレイタイムもデジタルに比べて短い
とまあざっくり言うとこんな感じでしょうか。
こう書くと、デジタルディレイの方が賢くていいじゃん!って感じに取れるかもしれませんが、
実際使うとなるとまた違ってくるのが、音楽機材の奥ゆかしい所であります。
デジタルディレイはほんとに賢いです。
機種にも寄りますが、音も綺麗に跳ね返ってきますし、ロングタイムディレイもしっかり使えます。
よくディレイタイムの表記では「ms」や「msec」(どちらもミリセカンド)と言う単位が主に使われます。
ミリセカンドとは1/1000秒ですから、例えば900msと言う表記だと、0.9秒に値します。
2,000msで2秒ジャストですね。
中には数分(!)のディレイタイムを取れるものまであったりします。
入力した音が最初にディレイ音として返ってくるのが180,000msec(180秒!)後とかできちゃう機種もあるんですよー。
なかなか演奏には取り込むには難しそうですが、カップラーメンのタイマーに使えますねえ。
デジタルならではの多機能なディレイも多くって、
リバースディレイ ・ タップテンポ ・ サンプリング(ループ) ・ ステレオピンポン
などの機能がついているものをよく見かけます。
中にはエクスプレッションペダルを繋いで、ペダルでリアルタイムにディレイタイムやリピートをコントロールできる機能がついている機種や、
エフェクター本体にSEND/RETURNを装備していて、ディレイ音にだけ好みのエフェクトをかけられる機種なども存在します。
そんな多種多様な機能の中で、ピカイチに実用的であるタップテンポ機能の素晴らしさについても書きたいのですが、
計算するとブログ一回分相当に値するので、今回は割愛させていただき、また次回の更新で書かせていただきます。
本題に戻しますが、上記の便利な機能はアナログディレイでは再現できないのです。
逆に、アナログディレイはいわゆるディレイ効果しか得られないものが多く、
トリッキーな効果と言うと「発振」くらいですかね。(これはなかなかおいしいですが!)
ではなぜアナログディレイが、デジタルに負けることなくこうもしぶとく生き残っているかと言うと、
理由はやはりその独特の音質にあるのだと思います。
残響音は最初からコモった感触でいて、リピートを重ねるごとに、どんどんローファイになってゆきます。
音像もなくなっていきます(ピッチも失ってゆく様に聴こえます)。
悪い風に聴こえますが、これが実にやっさしー感じの”ウォームなサウンド”でもあるわけです。
このアナログディレイ「特性」が、いなたいギタープレイやキーボードプレイを演出したり、
リバーブ的に使うディレイなんかにも、アナログディレイじゃないと!となることもあり。
また、既述した狂気的な発振プレイなどはアナログディレイの専売特許であるわけです。
座り込んでディレイタイムのノブをグリグリっとやっているギタリストなどに見覚えはないでしょうか?
デジタルディレイでもこの操作で近いニュアンスの効果が得られますが、
”エフェクターのみ”自己発振と言うのは、
アナログならではのものです。
(一部のデジタルディレイで発振する機種もありますが、アナログモデリング機種の場合がほとんどかと思います)
アナログディレイファンには、この発振具合が良いからこの機種を使ってます!
なんて言うプレイヤーも居るくらい、ディレイの発振サウンドも奥が深いんですねー。
うんうん、やっぱりアナログディレイも良いですね。
さて、各々の長所・短所を知ると、
テンポディレイとロングタイムディレイにはデジタルを使いたけど、
ショートディレイとリバーブ風ディレイにはアナログを使いたいし、
なんてゆう贅沢をしたくなりがちですよね。
最近では、そんな思いをお手軽に実現できる、
デジタルの技術を駆使してアナログの特性をおいしいとこ取りしている、
スーパーハイブリッドな機種も存在するのです。
こいつらがまた、なかなかすごいのですよー。
が、流石にここからお話すると長くなりすぎますので、
また次回、たっぷり書かせていただきます。
次は公言通り、タップテンポなどの具体的な機能の説明を含めて、
ディレイを駆使していこうぜ!って内容にしたいと思います ^^v

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