シンバルあれこれ
StudioGEN 西田 啓一 |
どうも!にしだです!
夏ももうすぐ終わりですね~
今年の夏らしい思い出といえば…
246JUSOのあるビルの屋上でのビアガーデン
ショータイムもあり!9月15日までやっているらしいので246JUSOでの練習後にいかがですか笑
そんな夏を思い返しながらチャイナシンバルのご紹介です!
GENには2種類のチャイナシンバルのレンタルを行っています
まずは~
SABIAN/20”AA Chinese
そして~
PAiSTe/18″ 2002 CHINA
SABIANは20″なので音もデカイ!
厚みもそんなにないので抜けも良くバンドアンサンブルの中でも際立ちます
対するPAiSTeは音量ではSABIANには及ばないものの、18″ながら厚みがありキレイで太い音が出ます
さし向きロック寄りならSABIAN、ポップ寄りならPAISTEといったところでしょうか
スタッフにしだの個人的見解な部分もあるのでお好みを使ってもらうのが一番です
使用料はどちらも1回/200円!
さて、ここからはシンバルのお話ついでに、シンバルメーカーのお話も少々…
GENには上述の「SABIAN」「PAiSTe」以外にもレコーディング用に「Zildjian」というメーカーのシンバルがあります
ドラマーなら誰もが聞いたことのあるシンバルメーカーですね
発祥は1600年代のイスタンブール!400年以上前!!当時のオスマン帝国お抱えのシンバル職人「AVEDIS」に始まります
「シンバル職人の息子」という意味の姓「Zildjian」を与えられ代々その地でシンバルを作るわけなのですが、1900年代になってアメリカに移ったAVEDISの一族がアメリカの地でシンバル製造を始めます
一方イスタンブールの工房ではAVEDISの兄弟の系統「KEROPE」がシンバル制作を続けています
平たく言うとこの時に「K.Zildjian」「A.Zildjian」が別れたんですね。だいぶ平たく言うてますので悪しからず笑
アメリカで製造をしているAVEDISの一族はその後カナダでもシンバル制作を始めるのですが、後にその工場にイスタンブールのKEROPEの子孫を集めK.Zildjianを作り始めます
Zildjianの商標を独占してしまうと共に、イスタンブールの工房も閉鎖してしまいます
イスタンブールで職を失ったシンバル職人が独自に立ち上げたのが現在の「İstanbul」シンバルです。こちらもいろいろあって現在「İstanbul Agop」と「İstanbul Mehmet」の2社に別れておりますが…
さらに元々のK.Zildjianの職人たちは「TURKISH」「Bosphorus」「AMEDIA」といった名前で各々伝統的なシンバルを作っています
一方アメリカに拠点を置くA.Zildjianは遺産の相続問題などで、アメリカとカナダで分裂してしまいます
アメリカ拠点はそのままA.Zildjian、カナダ拠点では「SABIAN」という名前でシンバルを現在も作り続けています。
あー、やっとSABIANまでたどりついた~
Zildianシンバルが400年もの歴史があり、現在あるシンバルメーカーの主なルーツがZildianだったという事です笑
あ、ちなみに「PAiSTe」はロシアの方のルーツで現在スイスに拠点を置く、トルコ系とは別系統のメーカーです
もちろんZildjianほど長い歴史はありませんが、負けるとも劣らない知名度を誇るPAiSTeもすごいですね!
以上シンバルメーカーの歴史でした!
だいぶざっくりしていますので細かい所を知りたい方は調べてね笑
お付き合いありがとうございます!ここまで見て下さった方、
「シンバルのブログ見た」で通常1回/200円のチャイナシンバルレンタル料無料!
(GEN限定、9月末まで!)
他の店舗で言っても「?」ってされるかも…
それではお待ちしております!