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CD? MD?パート2


StudioGEN スタッフ 西田啓一


ごぶさたにしだです。
今日は前回の続き、いつも使ってるCD、MDについて第二弾です。
前回より多少難しい話で、話しべたの自分は一苦労ですが、最後までお付き合いください[:にかっ:]
そして、わかれへんわ!ってことがあれば聞いてきてください[:チョキ:]


さて、CDに比べてあれだけ小さいMDが、なんでCDとほぼ同じ時間録音ができるのか・・・不思議に思ったことってありませんか?それがCD、MDの音質の差に大きくつながってきます。
まずはこちらの写真を、

これはある音をCDに録音し再生したときの周波数帯域ごとのレベルメーターです。
音の周波数が低いと音程も低く、逆に高いと、音程も高くなるわけです。
横軸が周波数で、右に行くほど高い帯域の音です。縦軸がレベル、つまり音の大きさですね。
これをMDに録って同じように再生します。すると、

CDの時の写真に比べて、右側、つまり高い音のレベルが極端に下がっていると思います。
数値的に言えば、16kHz以上の音はほとんど出てないんです。
人間の聴覚帯域は20Hz~20kHzと言われています。CDがその帯域をカバーしているのに対し、MDは16kHzあたりまでしかカバーできてないんです。逆に言うと、鳴って耳では聞こえてるはずの音がMDでは録れてないわけです。
実はMD自体の容量は、見た目同様、CDの4分の1ぐらいしかないんです。
つまり、デジタル処理で音質を落として、その分音が使う容量も落とすから、あの小さいディスクでCDと同じ時間の録音が出来るんですね。そして、よりコンパクトを求めたから、音質を削ることになったんでしょうね。
技術の発達はすごいと思う反面、本質を知ってしまうとなんか複雑ですよね。
かといって、MDは高域が欠けるからって、シンバルが全然聞こえへん!!ていうもんじゃなくて、16kHz以上の音が加わると、「なんかつやがある」とか「なんか抜けがいい」とか言うレベルの音やと思うんです。
前回も言ったとおり、やっぱり用途しだいやと思うわけです。僕ら音楽人は記録メディアに限らず、ただの道具の性質を理解し、用途にあった使い方をすることで、道具に羽を生えさせることもできるんじゃないでしょうか。
たまにこんなことも考えつつ、より良い音楽人になっていこうと思います!それでは[:パー:]

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